初診・検査
○ 初診・手術前の検査について
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レーシックの手術を受けるまでには、
- 1.説明会やカウンセリングの際に行われる簡易検査…いわゆる初診にあたるもの
- 2.レーシックを受けられる体質か、視力回復がどれぐら望めるかを調べる適応検査
- 3.レーシックを受ける当日の術前に調べる術前検査(手術前最終検査)
○ 簡易検査
クリニックによって検査項目は異なりますが、「レーシックを受けられるだけの角膜の厚さがあるか」「レーシックによって視力回復が望めるタイプの眼か」「その他体質的にレーシックを受けるにあたっての問題はないか」といった検査を行います。麻酔成分を含んだ点眼薬をさし、近視や乱視の度合い、角膜の厚みなどを検査機で調べます。検査自体は10分程度で終わり、検査結果もすぐ出ます。ただししばらくは点眼剤の麻酔効果が残っていますから、車を運転しての来院などについては事前にクリニックに確認しましょう。
簡易検査はあくまでも略式のものですから検査結果は「一応の目安」です。適応検査の結果、簡易検査とは異なる結果が出る場合もあります。
なお、クリニックによっては「レーシックの可否」だけしか教えてくれない場合があります。せめて「角膜の厚み(○○ミクロン)」「近視・乱視・遠視の度数」などのデータは聞いてメモしておいたほうがよいでしょう。
○ 適応検査
簡易検査とは異なり、検査専門スタッフが2~3時間かけてじっくりとあなたの眼を診断します。医師はこの検査データと診察をもとにあなたが「レーシックを受けることが可能かどうか」の最終判断を行います。(もちろん、実際にレーシックを受けるかどうかを決定するのはあなたです)
検査時には瞳孔を開く点眼薬を使いますので、検査後数時間は非常に周囲がまぶしく見えます。車の運転はおろか、明るい陽射しの下も歩けないと思った方がよいです。バスや電車の乗り降りにも不自由する人もいますから、検査後急いで帰るとかどこかに立ち寄るといったことは考えない方がよいでしょう。サングラスなどが役立つ場合もあります。
なお、検査の前日は飲酒を控え、検査前の数日~数週間はコンタクトレンズが装着できません。検査予約を取る際に詳細な注意があると思われますが、コンタクトレンズを使用している人は直前予約は避けた方がよいでしょう。
○ 術前検査
レーシック手術を受ける当日の手術前の検査です。適応検査を受けて以降眼のコンディションが変わっていないか、現在の眼のコンディションが手術に適しているかどうかを最終確認します。前日に飲酒をしていたりクリニックの指示通りにコンタクトレンズの着用をやめていなかったり、体調を崩していたりすると手術が受けられない場合もあります。