知っておきたいレーシック基本情報

レーシックで失明の例はない

○ レーシックで失明の心配はありません。

 レーシックは「眼にレーザー光線を当てる」というところばかり過剰に強調されるため、必要以上に怖がる方が少なくありません。
施術にレーザー光線を用いることは事実ですが、医療用レーザーというのは非常に出力が 小さく、また作用する範囲も距離も小さいのです。現在の医療用レーザーはナノ単位の細かい制御が可能であり、万が一医師の操作ミスがあったとしても自動的にコンピューターが補正したり、機器を停止させるなどの安全装置が設置されています。
現に日本でも海外でもレーシック手術そのものが原因となる失明などの重篤な失敗例はまったく紹介されていません。

○ クリニック選びが重要な理由

 もっとも、だからといってレーシックは何の心配もないかというとそうではありません。手術そのものではなく、医師の技術の未熟さやクリニックの設備管理などの問題があるからです。たとえば盲腸のような初歩的な手術でさえ、間違った薬を注射されたり体内に 手術器具を置き忘れられたりすれば危険でしょう。それと同じことです。よく心配される「感染症」(噂になるほどの症例数は実際にはないのですが……)についてもレーシックの副作用ではなく、手術の際の医師やクリニックの不手際や患者さんが施術後の衛生管理を怠ったなどの二次的な原因によって発生しています。

 「レーシックはクリニック選びが重要」というのは「レーシック自体は安全ですが、きちんと手術してくれる医師やクリニックを選ぶことが大切ですよ」という意味なのです。