レーシックって痛くないの?
○ レーシックの「痛さ」とは
「レーシックは痛くない」という情報がある一方で、「痛かった」という体験談もネット上で多数見受けます。
大手のレーシッククリニックのWebサイトなどでは芸能人・スポーツ選手・著名人のレーシック体験談がたくさん掲載されていて、そのほとんどは「痛みは全く感じなかった」「痛みというほどのものはなかった」と書かれています。
しかし一般の人の体験談の中には「レーシックは受けてよかったと思うけれど、手術当日の夜はかなり傷んだ」などという声も少なくありません。
いったいどちらが正しいのでしょうか?
○安心感のある痛み
実は、レーシックによる痛みは個人差が大変大きいのです。本当に「多少眼がゴロゴロする感じ」という人もいれば、「眼に砂粒が入った時のような、涙が出る痛み」を感じる人もいます。
けれど、レーシックに関する痛みについては、次のように考えてみてはどうでしょう。
たとえば、転んでひざをすりむいたとします。もちろん痛いのですが、痛みの半分は「血が出ている」「膿んだらどうしよう」「キズが残ったらどうしよう」という、恐怖と心配による痛みではないでしょうか。
ちゃんと傷口を消毒し、ガーゼをあてて包帯を巻いた後も痛みは残ります。けれど、それは「たいしたことはない。すぐに治る」という安心感のある痛みです。
盲腸の手術の後の痛みも同様です。これから回復に向かうとわかっている痛みは、恐怖や心配のある痛みとは違って我慢しやすいのです。
もし仮に、あなたが痛みに敏感な体質だったとしても、レーシック手術後の痛みはこのような安心感のある、我慢しやすいタイプの痛みです。