知っておきたいレーシック基本情報

イントラレーシック

○イントラレーシック

　レーシック手術の大まかな流れは、レーシック手術の中でも最近人気の高い術式です。一般に「レーシック」というと「ケラトムレーシック」を指すのですが、イントラレーシックを勧めるクリニックではイントラレーシックを単に「レーシック」と呼んだり、「現在はイントラレーシックがレーシック手術の主流です」と主張するクリニックもあるようです。
　また、器具や施術に独自の工夫がある場合は、イントラレーシックに特別なブランド名をつけた名称で呼んでいるクリニックもあります。施術名と施術の分類による呼び分けは別のものであることを覚えておいてください。

○イントラレーシックの特徴

　ケラトムレーシックが小型の精密な手術用刃物を使ってフラップをつくるのに対し、イントラレーシックはレーザーでフラップをつくります。手術に物理的な刃物を用いず、コンピューターによって制御されるレーザーで施術するため担当医の個人的な技量に左右されにくいという特徴があります。ただし一概にケラトムレーシックが時代遅れとはいえません。担当医の技術が高度な場合、イントラレーシックより痛みが少なく（ほとんどない、という人もたくさんいます）、術後の視力の回復が早いという傾向があるからです。

○エキシマレーザーとレーシックについて

　イントラレーシックにせよ他のレーシックにせよ、用いられるレーザーは同じ「エキシマレーザー」と呼ばれるものです。
　レーシックの場合、術後の痛みなどは個人差があり、イントラレーシックでもほとんど痛みを感じないケースもあるようです。レーザー機器は年々進歩していますから、最新設備を持っているクリニックは「イントラレーシックこそレーシックの決定版」的な確信を持って勧めることも少なくありませんが、設備の新しさだけでクリニックを選ぶことに警鐘を鳴らす医師もいます。どんな施術にせよ、医師の経験と技量が重要であることは間違いありません。