ウェーブフロントレーシック
○ 人の眼の「さざ波」を補正し、クリアな視界を
人間の眼は完全な球型ではありません。角膜も網膜も、わずかながらに波打っています。(この様子を大げさに表現すると、水面のさざ波のようだ、ということでウェーブフロントと呼ばれています) これは大なり小なりすべての人間の眼に言えることですが、一部の不正乱視の人などはこの「歪み」が大きく不規則なことから、従来は矯正が難しいとされてきました。もちろん一般の人でもこのような歪みのない方がクリアな視界が得られます。ちなみにこのような眼の歪みによるわずかなピントのズレのことを「収差」といいます。 そこで、高精度なレーザー測定器によって眼のわずかな収差を検出し、レーシック手術の際に微細に角膜を補正することで、より精度の高い視力矯正を行おうというのが「ウェーブフロント」と呼ばれる技術です。
○一般的な高級レーシックメニューに組み込み
なお、現在は多くのクリニックでこのウェーブフロント技術は一般的なレーシック手術のメニューに含まれており、特に「ウェーブフロント」と名前がついていなくても、「ひとりひとりの眼に最適なレーシック」「カスタマイズレーシック」などという表現がしてあれば、ウェーブフロント技術の延長線上にある高精度な検査・補正施術がメニューに組み込んであると考えてまず間違いありません。個別の施術内容に関してはクリニックにお問い合わせください。