再手術って何をするの?治るの?
○ 再手術って何をするの?治るの?
レーシックは一度の短時間の手術で視力を矯正することができますが、「眼の見え方」には個人差があり、時々再手術による微調整が必要になる場合もあります。
○ 再手術の内容
再手術の内容は、原則として最初のレーシックとほとんど同じです。フラップをめくり、角膜実質層にレーザーを照射して角膜の光屈折率を変えるという点で違いはありません。
ただし、最初の手術を行ってから日が浅いうちに再手術を行う場合は、前回つくったフラップを再切開するのではなく特殊な器具で「持ち上げてめくる」ことでレーシックを行えるケースもあります。ただしその時期については各クリニックや医師の判断によって異なり、またフラップの定着状態の個人差もあり、いちがいに「何ヶ月以内」とはいえません。
○ 再手術に際しての注意点
再手術を行うということは、もう一度角膜を削るということですから再手術に耐えられるだけの角膜の厚みが残されていることが必要です。角膜の厚みに心配がある場合はエピレーシックなど角膜実質層への負担の少ない別の施術が必要な場合もあります。
ただし現在はレーシックの技術も進み、「1回レーシックを受けたら2度と再手術はできない、ギリギリの角膜の厚み」しかない人に対してレーシックを勧める医師はいません。「再手術が必要な場合もある」ということはレーシックの前提条件だからです。
事前のカウンセリングやインフォームドコンセントの時点で、「ひょっとしたら再手術が必要になるかもしれないこと」は医師から説明があるはずです。そして、角膜の厚みに不安がある場合は他の施術を勧められたり、レーシックは受けない方がよいといったアドバイスが与えられるでしょう。
○ 再手術は有効か?
再手術は多くの場合、「1度目のレーシックの微調整」である場合が多く、もちろん再手術は有効です。何度も角膜を削ることに不安を感じる方もいらっしゃいますが、現在は角膜の検査技術も進歩しており、再手術後の角膜の厚みや強度なども高い精度で予測できるようになっていますから、医師とよく相談し、医師の見解をよく聞いて最終的な判断をくだしましょう。