知っておきたいレーシック基本情報

手術の痛みを和らげる方法

○ 手術中には痛みはありません。

 まレーシック手術の際には、眼球を機器に固定するための器具が使用されます。この器具が白目の部分に触れますから痛みが発生するはずですが、手術前に点眼による麻酔を施しますから手術中には痛みは感じません。
 レーザーを照射する角膜実質層にも神経はありませんから手術中はもちろん術後にも痛みは感じませんが、フラップを作成する角膜上皮層には神経が通っているため、手術後数時間たって麻酔が醒めると、この角膜上皮層の切断部分に痛みを感じることになります。

○ 手術後の痛みについて

  レーシックによる痛みは個人差が大きく、「違和感はあったが痛みというほどのものはなかった」という人と、「眼に異物が入った時のような痛みがしばらく残る」という人がいます。
いずれにしても翌日には痛みはかなり引き、翌日検診の後には仕事や学校に行くことも可能です。数日中にはほとんどの人が完全に痛みを感じなくなります。

 さて、もしもこの痛みが人よりも強いという場合には、消炎鎮痛剤を点眼(目薬)することで痛みを和らげることができます。また手術後しばらくは眼が乾燥しやすくなるため、保湿剤を含んだ点眼剤を処方される場合もあります。

 痛みに敏感な体質の人や、手術後の痛みが強い場合などにはこれらの点眼薬を多めに処方してもらうとよいでしょう。

○ 眼への刺激は厳禁!

 また、人によっては違和感やかゆみを強く感じる人もいます。レーシックは手術後すぐはフラップが非常に不安定な状態ですので、絶対に眼をこすったり、眼に点眼薬以外の水は入れないようにしましょう。フラップがズレたり、感染症を引き起こす原因になったりします。  クリニックによっては、就寝時に無意識に眼をこすったりしないよう、保護用の眼鏡を貸してくれるところもあります。もちろん自分でダテメガネなどを用意してもかまいません。