知っておきたいレーシック基本情報

スポーツはいつからできますか? 

○ レーシック後、スポーツが再開できるのはいつごろ?

 アスリートは「競技中に眼鏡やコンタクトレンズを着用することが危険なのでレーシックを受ける」という人も少なくありません。
 コンタクトレンズを着用中に眼にサッカーボールなどがぶつかった時の危険を考えるとゾッとします。それに比べればレーシックの危険度が特に高いとはいえないでしょう。

 さて、レーシックでは角膜上皮にフラップと呼ばれるフタをつくり、いったんそれをはがして角膜実質層をレーザーで加工し、ふたたびフラップをかぶせるという手順で手術が行われます。なおフラップの内側にもわずかに角膜実質層は残っており、再びこの部分が元の位置に戻されても角膜実質層同士が接合することはありません。角膜実質層には再生能力がないからです。
 しかし、角膜上皮は再生力が強く、めくったフラップの周辺でビッチリと手術の後をふさぎ角膜を固定してくれます。ですからレーシック後は角膜上皮が完全に回復してしまえば、特に眼の強度を心配することはないのです。

○ スポーツ再開の目安は最低一ヶ月後

 レーシック手術後、とりあえず1週間すればフラップの周辺は安定してきますから散歩などの軽めの運動や体操程度であれば問題ないと思われますが、本格的なスポーツ(眼にボールなどが当たる可能性は少なくとも、頭部を大きく振動させるような激しい動き)は最低でも1ヶ月は我慢しましょう。ただし傷の回復速度は個人差が大きく影響します。スポーツの再開時期については慎重に医師と相談の上決定したほうがよいでしょう。