手術の痛みってどのぐらい?
○ 手術の痛みってどのぐらい?
レーシックは、手術の最中は麻酔を点眼していますから痛みはまったく感じません。しかし術後にはしばらく痛みが残ります。またエピレーシックは一般的なレーシックよりもやや痛みが強く、痛む期間も長いといわれています。
○ 痛みの理由
レーシックは眼の角膜をレーザー光線で削る手術です。実際に削る部分、つまり角膜の実質層には神経が通っていないため痛みはないのですが、それに先立って角膜の表面(角膜上皮層)をめくってフラップをつくるために痛みが残るのです。ちなみに角膜上皮層には神経が通っています。眼にゴミなどが入って痛みを感じるのは角膜上皮層の部分です。
○ 痛みには個人差があります
多くの人の体験談を分析してみると、レーシックによる痛みは人によって個人差が大きいことがわかりました。
ある人は「麻酔が醒めると誤って眼に指が触れてしまった時のような痛みを感じたが、一晩寝たら治った」といいますし、「違和感はあったが痛みというほどのものは一切なかった」という人もいます。「痛みがまったくないというのは嘘だ」と断言する人もいますが、それはたまたま痛みが強かった人の個人的印象と判断したほうがよさそうです。
(クリニックのWebサイトに紹介されている芸能人など体験談ではほとんどの人が痛みはないと言っていますが、これはセールストークとしても…)
痛みの程度を言葉で説明するのは難しいのですが、体験者の話を平均すると「コンタクトレンズを着用していて、眼に異物が入った程度の痛み」というあたりでしょうか。多くの人は翌日には痛みはひき、長い人でも2~3日で平常に戻ります。それ以上痛みが長引くようであればクリニックに連絡をとったほうがよいでしょう。