レーシックのしくみ
○ そもそも、視力はどうして低下するの?
人間の眼は、カメラのような構造をしています。角膜と水晶体というレンズで外から入ってくる光を屈折させ、網膜というスクリーンに像を結ぶことで物を見ることができるのです。
水晶体はレンズの厚みを調節できるので、健康な人であれば遠くのものも近くのものも正しく網膜に像を結ぶことができますが、何かの原因で水晶体をコントロールできなくなると眼のピントがずれ、視界がぼやけてしまいます。これが近視や遠視の原因です。また、水晶体や角膜に歪み・変形・凹凸などがあると正しいレンズの役割が果たせないため、正しい視界が保てません。これが乱視の原因です。
○ なぜレーシックで視力が回復するの?
眼の中では、光を屈折させる役割は角膜と水晶体が受け持っています。そこで、水晶体のピント調節力が足りない分を角膜で補おうというのがレーシックの考え方です。レーザーによって角膜の光の屈折率を変化させ、近視の人は遠くにも眼のピントが合うように、遠視の人は近くにも眼のピントが合うように調整する施術を行います。
眼にレーザー光線が入るなんて怖いような気もしますが、レーシックに使うレーザーは非常に薄い層にしか作用せず、熱も衝撃も発生しないため、ほとんど痛みを感じずに安全に施術ができるのです。