知っておきたいレーシック基本情報

最新機器を導入した病院のほうがいいの？

○ レーシックは最新機器を導入したクリニックで受けるべき？

　現在のレーシックは大きく分けて「二種類のレーザーでフラップ作成と角膜加工を行うタイプ＝いわゆるイントラレーシック」と、「フラップはマイクロケラトームを用いて医師が手作業で作成し、角膜加工のみレーザーを使用するタイプ＝ケラトームレーシック」に分類できます。
　前者のイントラレーシックでは手術の全体行程をほとんどコンピューターが制御するため、医師の技術はそれほど大きく影響しません。それに対しケラトームレーシックはマイクロケラトームを操作する医師の個人的技量が大きくレーシックの結果に影響します。
　どちらが優れているとはいちがいに言えませんが、人間の指先の繊細な動きは決して現在のコンピューター制御に劣るものではなく、医師の技術が本当に優れている場合はケラトームレーシックの方が患者ひとりひとりの眼に最適な精密な手術ができるといわれています。こうしたケラトームレーシックを行っているクリニックでは、設備の新旧はそれほど手術の結果に影響しません。

○ 「最新機器」を基準にクリニックを選ぶ場合はハードウエアに注目

　ケラトームレーシックの場合、レーザー機器や測定機器が最新であればあるほど眼に負担の少ない高精度なレーシックが行えることになりますが、これらの機器は一般的なパソコンのように次々と新型に買い替えてゆくのではなく、内蔵されるソフトウエアのバージョンアップなどでアップデートして「最新型」と名乗っているクリニックが多いようです。 ハードウエアの抜本的進歩がない限り、ソフトウエアのバージョンアップだけでは手術の本質的なクオリティの差には結び付きにくいようです。