メガネとレーシックを比較する
○ 眼鏡の安全性について
眼鏡は視力矯正具としてもっとも古くからあり、現在ももっとも使用者が多いアイテムです。そのために改めて「眼鏡の安全性」について意識されることはあまりないかもしれません。ただし、メガネにも次のようなデメリットがあります。
○ レンズが割れる危険性
スキーやスノーボードなど、転倒する危険性のあるスポーツでは眼鏡の使用は控えるように呼びかけられています。サッカーやバスケットボールなど、顔面にボールが当たる可能性のあるスポーツでも同様です。これは、眼鏡のレンズがガラスやプラスチックなど「割れる」可能性のある素材で出来ていることが原因です。目のすぐ近くでガラスが割れる…考えただけで恐ろしくなる光景です。
もちろん、現在のメガネのレンズはそう簡単に割れることはありません。しかし交通事故など突発的なアクシデントに見舞われ、「あのとき眼鏡をかけていなければ失明せずに済んだのに…」という被害者がいることも事実です。
○ フレームも凶器となることが…
眼鏡を構成するパーツはレンズとフレーム、そして鼻パッドです。顔面に強い衝撃を受けた場合、フレームやパッドで鼻柱を怪我するということは少なくありません。フレームの素材にもよりますが、ボッキリと折れたフレームで顔面に深い傷を負う事例もあります。
○ 眼鏡と経済性
眼鏡は決して安い買い物ではありません。一生ものならそれでもよいでしょうが、仮に度数の変化がなかったとしても生活に眼鏡の欠かせない人であれば予備は必要でしょうし、ファッション性を考えるなら服装やTPOに合せて数本は揃えることになります。また「眼鏡とコンタクトレンズをTPOにあわせて使い分ける」という人ならさらに出費はかさみます。
そうしたことや日常のメンテナンスの不便さを考えると、いちがいに「レーシックよりも安い」とはいえないようです。