術後の問題点
○ 術後の問題点
レーシックを受けた後には、手術直後に一時的に感じる症状があります。それらの多くはしばらくするうちに自然に解消してしまうものですが、稀に医師の処置が必要な場合もありますので説明しておきましょう。
○ 感染症に注意
最近のレーシックでは、眼の見え方に関する「手術不成功」はありますが、物理的な手術ミスはほとんど報告されていません。まれに発生するのが術後の眼に細菌が入るなどで発生する感染症で、これはどんな外科手術でも起きる可能性のあるトラブルですが、感染性角膜炎や結膜炎といった疾患を招く場合があります。
レーシックの場合患部が眼ですから特に入念な衛生管理が必要です。これはクリニックの設備や機器あるいは医師の衛生管理によるところが大きいのですが、患者が医師の指示に従わず術後の眼の保護を怠ったような場合にも発生することがあります。衛生管理面では特に信頼できるクリニックを選ぶことが重要ですし、医師の指示には絶対に従わなくてはなりません。
○ 施術直後の一時的な症状
レーシック手術は、手術そのものは10分程度で終わりますが、その後に角膜を保護する角膜上皮層の回復を待たなくてはならないという特徴があります。ちょうど盲腸の手術で、虫垂炎自体は手術と同時に完治しているのに、縫合した部分の傷の回復を待たなくてはならないのと同じことです。
- ・眼に異物感がある/しょぼしょぼする
- ・眼が充血する
- ・ドライアイになった
- ・ハロ グレアがおきた
- ・暗い所で近くが見えにくくなった
などの症状が一般的ですが、個人差はあるもののたいてい数週間で自然に治ります。中には数か月にわたって症状が続く人もいますが、定期検診の際などには医師にどんな現在どのような症状が出ているかを毎回詳細に報告しましょう。