アイトラッキングシステム

　レーシックの手術中、「アイトラッカー」と呼ばれるセンサーで人間の眼の動きを検出するシステム。1秒間に数十回～数百回というサイクルで眼の動きを監視し、わずかでも眼が動くことがあればただちに動きをトレースしてレーザーの照射角度を補正します。
　レーシックに使用されるエキシマレーザーは現在200～500ヘルツ（1秒間に200回～500回レーザーが発射される）となっています。理想的なアイトラッキングシステムは、このエキシマレーザーのヘルツ数と同程度かそれ以上の頻度でトラッキングを行うことで、レーザーの「誤射」を防ぎます。
　また、アイトラッキングシステムには眼が追尾できないほど大きな動作を行った場合はレーザー照射をのものをストップさせる役割があります。このシステムによってレーシック手術はより安全で精度の高いものとなりました。